ラテのベランダーびより

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【簡単】タイムの圧条法、クリップだけで活着や仕立てもできる

コモンタイムは圧条法で株を増やすことが出来ます。私の場合、本来の株を増やす事よりも苗の活着や鉢のバランスのためにこの方法を試しました。

圧条法とは

 取り木の方法の一つ圧条法(茎伏せともいう)ですが、土中に茎や枝を固定し発根させ、根の定着後に親株と切り離し株を増やす方法です。できる植物は限られますが、挿木よりも簡単で手間要らず、成功率も高い方法です。

苗の活着

苗を買ってきた時にも収まりが悪く、コモンタイムは立性のはずですが根本はトグロを巻いた様になっていて、匍匐性の要素もあるのか収まりが悪く深めに植え付けても浮いてきました。そこで、株を増やしたいわけではありませんが簡単にできるし、しっかり根付けば安定するだろうとやってみることにしました。まだ秋の気候で時期的に良かったこともあり、クリップで止めて置いたら直ぐにしっかり根付き安定しました。

株の仕立て

その後、苗を植え付けた6号鉢のコモンタイムに満遍なく日が当たるようにしたのに鉢の半分に茂って間延びしているので、鉢の中をバランスよくしようと長い枝を5本空いたところの土に這わせてまたクリップで止めておいたのです。

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写真手前に寝かせた5本の枝と株の間にそれぞれクリップが埋まってます。

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1本をクリップが見えるようにするとこんな感じです。ゼムクリップをU字に曲げて差し込んでいます。

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冬に入ったこともあり、写真のとおり根が生えても弱々しかったため、しばらく放置して少し忘れてました。

先月茎を切ってからも風が強い日が多かったためクリップは念のため残して置いたのですが、今日みたら根はしっかりして、葉も小さいながら緑が濃く冬にしては元気でした。クリップをどこだっけと土の中から探しながら外しました。笑

まとめ

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圧条法は株を増やすだけでなく、苗の活着を良くしたり、株を美しく仕立てることが出来る方法です。タイムの場合、手で曲げられるゼムクリップがあればでき、特別な道具もいりませんでした。唯一のポイントは根が張るまで待つことが一番大事で、焦らずに親株とつながっている茎や枝の切り離しをすることです。時期や状態を見て一年ぐらい放置することもあるようですからゆっくり見守って下さい。植物の種類は枝を曲げ土に固定するので匍匐性やつる植物が良く、ハーブはタイムやオレガノ、花ではアジサイやつるバラなども出来るようです。

最後までご覧頂きありがとうございました。  少しでも何かのお役に立てればうれしいです。

 

 

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